本の購入手段、最多は書店…電子書籍利用者は15%に留まる
クロス・マーケティングは10月15日、「ビジネス書籍と新しい読書手法に関する調査」の結果を発表した。調査期間は9月18日~20日で、首都圏・関西圏の20~65歳のフルタイム勤務の男女1,200名から回答を得た。直近3か月で書籍を1冊以上読んだ人が対象。
デジタル生活
モバイル
advertisement

それによると、直近3か月に読んだ冊数では「1~3冊」が46%で最多。読書冊数が多い人は、通勤中や仕事の休憩時間に本を読む割合が高かった。本の情報の入手源、購入手段、ともに「書店の店頭で」がもっとも高く、購入手段では「書店で購入」に次いで、29%が「Amazonなどの通販で現物を購入する」と回答している。
もっとも良く読む本のジャンルは「新書・文庫」が34%で最多。特に、男性25%に対し女性43%と高いのが特徴的となっている。男性のほうが女性よりもビジネス書を読んでいるが、その読み進め方として、40%が「所々を飛ばして読みながら、興味のあるところを詳細に読む」「目次を見て、興味のあるところだけを読む」と回答している。
続いて、「電子書籍」について質問すると、認知度は高く、99%の人が電子書籍を知っていた。一方で実際に「電子書籍を現在利用している」という人は15%。さらに、61%が「名前は知っているが利用しようとは思わない」と回答した。
さらに、「ソーシャルリーディング」(本の感想や評価、コメントなどネット上で共有するサービス)に関連する質問を実施。「ソーシャルリーディングを利用している」という人は6%、「認知している」という人は13%で、まだまだ浸透状況は低いことが明らかになった。ただし、電子書籍を利用している人はソーシャルリーディングの利用・認知が高かった。読書冊数の変化(1年前との比較)においても、ソーシャルリーディングを利用している人は43%が増えたと回答している。
電子書籍、6割以上が「知ってるが利用しようとは思わない」
《冨岡晶@RBB TODAY》
advertisement
【注目の記事】
この記事の写真
/
advertisement