ICTを活用した防災授業により9割の児童生徒が意識向上
文部科学省は10月28日、平成24年度「ICTを活用した防災教育に資する教材の開発・普及のための調査研究」に関する成果報告書を公表した。ICTを活用した防災授業を実施したころ、約9割が災害時に児童生徒自身がとるべき行動について認識を深めたことがわかった。
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同省は全国の学校や地域における防災教育の効果的な実施のため、毎日新聞社に委託して、ICTを活用した教育用教材を開発する際のポイントについて調査・分析を行った。実際にICTを活用した防災授業を実施し、児童生徒に対してはヒアリングシート、教員に対しては聞き取りによる調査を実施。調査対象は小学校、中学校、高校、社会教育施設のそれぞれ2施設。教員は小学校13名、中学校13名、高校12名、社会教育施設(図書館)10名の計48名。調査期間は2012年10月3日~2013年3月22日。
ヒアリングシートによる調査の結果、小学生の4人に3人は防災授業を「とても興味を持って受けられた」と回答し、「少し興味を持って受けられた」を含めると全員が興味を持って受けられた。また、9割が「災害時に自分ができることがわかった」と回答した。
中学生は3人に1人が防災の単元に「たいへん意欲的に取り組んでいる」と回答し、「少し意欲的に取り組んでいる」を含めると9割が意欲的に取り組んでいた。「災害時に自分に必要な備えを見つけることにつながったか」と尋ねたところ、84%がつながったとしている。
高校生は3人に1人が防災の単元に「たいへん意欲的に取り組んでいる」と回答し、「少し意欲的に取り組んでいる」を含めると9割が意欲的に取り組んでいた。「災害時に自分に必要な備えを見つけることにつながったか」と尋ねたところ、82%がつながったとしている。
教員への聞き取り調査の結果、どの学校の教員も「文字情報だけよりも映像や音があることで、児童生徒が防災に現実感、興味・関心を持ち、伝わりやすい」とのメリットを挙げている。ただし「リアルであるがゆえに過剰に恐怖感を与える場合があり、選択して提示する必要がある」との指摘もあった。授業の難易度印象は、小中高校では5~6割が「すぐに使える」と回答。授業意向は、中学校で全員が「してみたい」と答えたほか、小学校や高校でも8~9割が「してみたい」と回答した。
このほか、同報告書には、ICT教材利用のポイント、毎日小学生新聞を使った取組みや防災甲子園などの事例、分析・考察、課題・提言などが記載されている。
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