英語学習の習慣化はアプリがもっとも効果的ということが2025年7月16日、学研HDグループのベンドが運営するスキルアップ研究所の調査でわかった。1日平均30分~2時間、週4日以上学習すると習慣化しやすい。
英語学習の習慣化に関する実態調査は、全国の20~60代の英語を学習している人・英語学習を行った経験がある人を対象にインターネットで実施。調査期間は2025年6月9日~16日、回答数は400件。
調査結果によると、もっとも継続的に使用することができた英語学習の手段は「英語アプリ」が41.7%で最多となった。英語アプリはゲーム感覚で学習できるものが多く、マンツーマンレッスンやグループレッスンに比べて低コストで利用できる点が魅力とされる。スマホ1台で学習が可能で、スピーキングとリスニングの練習にも適している。
また週に4日以上学習している人のうち、66.0%が「半年以上継続できている」と回答しており、週に4日以上の英語学習がもっとも習慣化しやすいことが明らかになった。
1日の英語学習時間は「30分以上1時間未満」の人では、その学習を半年以上継続できている割合が56.9%に達し、「1時間以上2時間未満」の学習者では67.8%が半年以上継続できていることがわかった。1日あたりでみると、30分~2時間程度の学習時間が英語学習を長期的に習慣化しやすい最適なボリュームであることが示された。
英語学習を継続させるためには無理のない頻度と時間、そして学習手段の工夫が欠かせない。週4日以上、1日30分~2時間未満という設定は現実的でありながら一定の成果を見込めるライン。手軽で楽しく続けられる英語アプリを活用することで、コストや場所の制約も軽減されるため、学習を普段の生活に定着させやすいと考えられる。