文科省、学生の薬物乱用防止啓発のためのパンフレット作成
文部科学省は厚生労働省、警察庁との協力のもと、薬物乱用防止のための啓発用パンフレット「薬物のない学生生活のために~薬物の危険は意外なほど身近に迫っています~」を学生向けに作成した。
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2013年8月に薬物乱用対策推進会議で策定された第四次薬物乱用防止五か年戦略において「青少年、家庭及び地域社会に対する啓発強化と規範意識向上による薬物乱用未然防止の推進」を1つの目標としており、大学・専門学校・短大などに通う学生たちが薬物乱用に陥ることがないよう、入学時のガイダンスなどで活用できる資料の作成を行ってきた。
パンフレットの構成は以下のとおり。
1)脱法ドラッグなどの薬物の写真や危険性・有害性
2)薬物は人生をこわす!
3)薬物は社会をこわす!
4)薬物乱用のQ&A
薬物乱用の最大の怖さである「依存」について、脳が破壊されていく中毒症状までを図で示し、また薬物によって人生を狂わした体験も盛り込み、その恐ろしさを訴えている。
薬物に手を染めてしまうその背景には「好奇心、周囲からの誘い、断りにくい人間関係、手に入れやすい環境」があげられるという。また新たな環境に進む新年度は特に気持ちも高揚しがちであり、注意が必要だ。
《田邊良恵》
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