東京都「小学生の身の回りの事故防止ガイド」作成
東京都は3月、小学生の身の回りのヒヤリ・ハット調査結果と事故防止のポイントをまとめた「小学生の身の回りの事故防止ガイド」を作成した。都内の消費生活相談窓口や小学校などに配布するほか、ホームページに掲載している。
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調査は、東京都および近県に居住する小学生の子どもを持つ保護者3,000名を対象にWeb調査を実施。調査期間は平成25年8月9日~23日。また、ヒアリング調査として、平成25年8月12日~14日に丸の内キッズジャンボリー2013に来場した小学生本人728人を対象に、保護者同意の上で小学生本人への聞き取り調査を行った。ヒヤリ・ハットとは、ケガはしなかったが、ヒヤリとしたりハッとしたりした事例を指す。
小学生の身の回りの製品について、「ケガの経験がある」と回答した人は、病院受診が6%と病院未受診が23%の合わせて29%。ケガはないがヒヤリとした経験がある人は24%、ヒヤリ・ハットの経験はないが日頃危ないと感じている製品がある人は17%だった。
身につける製品に関連した危険では、「靴・サンダル」がもっとも多く、次いで「かさ」「衣類のひも・ファスナー」「虫よけ・除菌剤」「ヘアピン・アクセサリー」だった。特に、サンダルを履いて濡れた路面や店舗の床で滑った事例が多かった。
子ども部屋で使う製品に関連した危険では、「折り畳み椅子」がもっとも多く、「学習用椅子」「文房具」「おもちゃ」「ベッド」などが続いた。折り畳み椅子は、開閉時に手指を挟んだ事例がもっとも多かった。
屋外の製品に関連した危険では、「自転車」がもっとも多く、「花火」「キックスケーター等」「エスカレーター」「屋内遊具・屋外遊具」などが上位に挙がった。自転車は、「操作が未熟・練習中に衝突・転倒」「曲がり角や交差点で衝突・転倒」「スピードが出すぎて衝突・転倒」という事例が多かった。
これらの調査結果をもとに、東京都は「小学生の身の回りの事故防止ガイド」を作成。小学生が自分で学べるように、身の回りで起きる事故を防止するためのポイントをわかりやすく8ページにまとめている。
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