学生がキャリア選択で重視するのは「ワーク・ライフ・バランス」…就職活動調査
学生がキャリアを選択の際にもっとも重視するのは、ワーク・ライフ・バランスであることが、求人広告会社アイデムが実施した「就職活動に関する調査」の結果からわかった。特に女性の方が「個人的な活動、家族、仕事のバランスをうまくとりたい」と考える割合が高かった。
生活・健康
その他
advertisement

調査は3~4月、2015年3月卒業予定で民間企業に就職を希望している大学3年生と大学院1年生を対象にインターネットで実施した。有効回答数は529人。
学生のキャリアアンカー(キャリア選択の際に大切な価値観や欲求)について8項目から点数化してもらったところ、全体でもっとも点数が高かったのは「ワーク・ライフ・バランス」、もっとも低かったのは「自律と独立」だった。
ワーク・ライフ・バランスにあたる「個人的な活動、家族、仕事のバランスをうまくとりたい」と考える学生は、男子より女子の方が高い傾向にあった。理系では、「自分の専門性や技術を高めたい」と考える学生が多かった。
働く上で大切にしたいものとして、「給与の高さ」「仕事の内容」「働きやすさ」から1つ挙げてもらった結果では、「仕事の内容」(45.9%)と「働きやすさ」(45.4%)が、ほぼ同じ割合を示した。「給与の高さ」は8.7%だった。1月末、2月末の調査時と今回の3月末状況との比較では、「働きやすさ」が微増傾向にあったのに対し、「仕事の内容」「給与の高さ」は微減傾向にあった。
男女別では、「働きやすさ」を挙げた女性が52.9%と過半数を超えた。内々定獲得状況別では、「内々定あり」は「仕事内容」という回答が多く、53.6%に上った。
就職活動の現状や気持ちを表す言葉を四字熟語で答えてもらった結果は、1位「五里霧中」、2位「暗中模索」、3位「一期一会」、4位「四面楚歌」、5位「前途多難」。就職活動に苦悩する状況を反映し、ネガティブなイメージの言葉が多く並んでいる。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement