カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生、子育てのようすを動画で公開
大阪市にある水族館「海遊館」では5月19日13時32分にカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんのかわいらしいようすをたくさんの人と共有しようとYouTube上でお母さんアシカと赤ちゃんアシカの姿を公開している。
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
海遊館はイギリスの科学者ジェームズ・ラブロックの提唱するガイア仮説にもとづき「すべてのものは、つながっている」というコンセプトのもと、太平洋を模した広大な「太平洋」水槽を中心とした14の展示水槽を備え、艦隊変容の地理関係を水槽の配置からも忠実に再現している。実際の地球環境に可能な限り近づけたという館内は「生命のすばらしさや尊さ、不思議さ、そして 自然環境の大切さを感じてほしい」との願いを表現しているという。
今回出産したカリフォルニアアシカの「スミレ」(体重90kg、11歳)は今回が2度目の出産で、父親「ルーク」(体重約250kg、24歳)との元気な赤ちゃんを無事誕生させた。出生時の赤ちゃんの体長は約70cm、体重9.02kgで性別はまだ不明だという。母親の母乳を元気に飲む姿も確認されており、展示水槽内で子育てしている親子の仲睦まじい姿を、場所や時間が合えば見ることができるだろう。
公開されている映像には母乳をしっかり飲む姿や、ともに並んで「ヨシ、ヨシ」と寝かしつけているような仕草も見られ、私たち人間と同じように「後追い」をする姿も見ることができる。赤ちゃんに愛情を注ぐ、母親の姿は見ている人にもしっかりと伝わってくるだろう。アシカたちが暮らす「モンタレー湾」水槽には父親のルークだけでなく、2011年6月に誕生した兄弟「コア」(体重53kg、3歳)も生活しており、かわいい新入りと生活するのを待っている。
《田邊良恵》
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