電子書籍、石戸奈々子「よみかきプログラミング」事例紹介
ブックウォーカーは、コンパクトな電子書籍専用レーベル「カドカワ・ミニッツブック」において、「子どもたちは電子羊の夢を見るか?」シリーズの第3弾として、「よみかきプログラミング」の配信を開始した。
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小学生からのプログラミング教育が注目を集めるなか、海外では、エストニア、ニュージーランド、韓国、イスラエルが、すでに初等教育の段階からプログラミングを正式の教科として導入。イギリスも小学校からプログラミングがカリキュラムに入ることになったという。
著者の石戸奈々子氏が理事長を務めるNPO団体CANVASは2013年10月、Googleの支援によりプログラミング学習を本格的に全国に広げるプロジェクト「PEG programming education gathering」をスタートさせた。現在、PEGの活動の一環としてプログラミング学習を導入している学校は30校以上にのぼるという。
本書では、「スクラッチデイ 2014 in Tokyo」で注目を集めた小中学生によるプログラミングバトルを紹介。20分でコンピュータと人間が競うテニスゲームをつくるというテーマだったが、子どもたちのプログラムがパソコン画面に映し出されると、そのスピードに大人たちが驚いたという。
そのほか、自作のコマ撮りアニメをYouTubeにアップする中学生、震災情報サイトの制作に関わった高校生、プログラミングの話で盛り上がりたいとプログラミング啓蒙団体を作った中学生などを紹介。小中学校の教室で、東北の復興支援の場で、放課後の地域子どもクラブで、プログラミング学習はすでに始まっているという。本書では、さまざまなプログラミング学習の取組みを紹介しつつ、大人も子どもと自ら「学ぶ」ことが大切だと伝えている。
◆子どもたちは電子羊の夢を見るか? 3.よみかきプログラミング
著者:石戸奈々子
配信開始日:7月28日(月)
想定読了時間:45分
価格:300円
[目次]
・プログラミング・ムーブメント
・「ゲームで遊ぶ」から「遊ぶゲームをつくる」
・ PEG:プログラミング・エデュケーション・ギャザリング
・ ヒーローは小学5年生。プログラミングバトル
・デジタルでグローバルに活躍する子どもたち
・第三言語としてのプログラミング
・ビスケット、ラズベリーパイ、スクラッチ! 放課後のプログラミング
・ITを切り口に震災復興の問題解決を考える
・プログラミングの話で盛り上がりたい! シェアする13歳
《水野こずえ》
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