お茶の水女子大と文京区が認定こども園、平成28年4月開設
お茶の水女子大学と文京区は9月29日、平成28年4月に認定こども園を開設すると発表した。同大学の敷地内に区立の認定子ども園として開園し、運営は区が大学に業務委託する。公設・国営の認定こども園は全国初となる。
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開設するのは、認可保育所に幼稚園機能を備えた保育所型の「お茶の水女子大学認定こども園(仮称)」。平成27年4月以降、大学南門付近に園舎を建設する。敷地面積は約450平方メートル。定員は、保育園(0~5歳)60人、幼稚園(3~5歳)33人の計93人。平成27年11月から園児を募集。運営は、区が大学に業務全般を委託して実施する。
文京区の保育所待機児童数は、平成26年4月現在、104人。待機児童解消のため、私立認可保育所を中心に整備を続けているが、保育ニーズの実態には追いつかず、特に0歳と1歳の待機児童が急増しているという。
今回の認定こども園の開設は、待機児童解消とともに、大学の教育研究活動の実践と成果を地域に還元することで、文京区全体の保育サービスや幼児教育の質を向上させることが目的。将来的には、幼児教育や保育にかかわる教職員、行政担当者らのネットワーク拠点を目指していく。
9月29日には、羽入佐和子学長と成澤廣修区長が基本協定を締結。開設する認定こども園の計画概要や今後のスケジュールなどを発表した。
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