大卒3年後の離職率は32%…事業所の規模が大きいほど離職率は低い傾向
厚生労働省は11月7日、新規学卒者の離職状況を発表した。平成23年3月卒業者の卒業3年後の離職率は、中卒が64.8%、高卒が39.6%、大卒が32.4%。事業所の規模が大きいほど、卒業3年後の離職率が低い傾向が見られた。
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離職状況は、事業所からハローワークに対して、新規学卒として雇用保険加入の届けが提出された者の生年月日や加入日などから、学歴ごとに新規学校卒業者と推定される就職者数を算出し、さらにその離職日から離職者数・離職率を算出している。
平成23年3月の新規大学卒業就職者を見ると、卒業3年後の離職率は32.4%。事業所規模別にでは、「5人未満」60.4%、「5~29人」51.4%、「30~99人」39.6%、「100~499人」32.1%、「500~999人」28.7%、「1,000人以上」22.8%で、事業所の規模が大きいほど、卒業3年後の離職率が低い傾向にある。
また、産業別に見ると、「宿泊業、飲食サービス業」がもっとも高く52.3%、次いで「生活関連サービス業、娯楽業」48.6%、「教育、学習支援業」48.5%となり、いずれも約5割に上る。
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