教員志望の学生の94%「学校教育に部活動が必要」
教員志望の学生の94%が「日本の学校教育に部活動が必要だと思う」と回答し、79%が「学校部活動の顧問になりたい」と思っていることが、教員志望の大学生向けWebサイト「教員ステーション」が11月に発表した調査結果より明らかになった。
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調査は、教員ステーションとメールマガジン「t-news Web」に登録する大学生や大学院生を中心にアンケートを実施し、216件の回答を得た。
日本の学校教育に部活動が必要か聞いたところ、「強く思う」43.5%と「思う」44.4%の計87.9%が必要だと考えている。教員志望者とそうでない人で必要性の感じ方に違いがあるか見てみたところ、教員志望者の94%、教員志望者でない人の87%が部活動が必要だと回答しており、教員志望者の方が7ポイント上回った。
部活動が必要である理由として、上下関係やマナー、社会性、順応力などを身に付けられることが挙げられた。一方、部活動が必要でない理由として、授業や通塾など勉学に悪影響があるという意見があった。また、学校ではなく、地域や学外のクラブで行った方がよいという声もあった。
学校部活動の顧問になりたいと思うか聞いたところ、「強く思う」15.3%と「思う」31.0%の計46.3%がなりたいと思っており、過半数の53.7%がなりたくないと思っている。教員志望者とそうでない人で意欲に違いがあるか見てみたところ、教員志望者の79%、教員志望者でない人の28%が部活動の顧問になりたいと思っており、教員志望者の方が51ポイント上回る結果となった。
部活動の顧問になりたい理由として、自身が部活動から受けた恩恵を生徒にも受けてほしい、生徒とともに自身も成長できる、授業では学べないことを教えたいなどが挙げられた。一方、部活動の顧問になりたくない理由として、精神的・肉体的に負担、満足な報酬が得られない、十分な指導ができないなどの意見があった。
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