学生生活に不満な大学1年は3割、男子・理系で満足度が低い傾向

 大学1年生の過半数が、大学での勉強に満足していることが、就職ジャーナルが11月20日に発表した調査結果より明らかになった。一方、大学での勉強やサークル、アルバイトのいずれにも満足していない学生は3割弱であった。

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大学での勉強やサークル、アルバイトのうち、満足しているもの
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 大学1年生の過半数が、大学での勉強に満足していることが、就職ジャーナルが11月20日に発表した調査結果より明らかになった。一方、大学での勉強やサークル、アルバイトのいずれにも満足していない学生は3割弱であった。

 調査は、大学1年生333人(うち男子148人、女子185人)を対象に実施。調査期間は11月1日~5日。

 4月に入学してから約半年が経過した大学1年生に、大学での勉強やサークル、アルバイトに満足しているか聞いたところ(複数回答)、もっとも高いのが「大学での勉強」50.2%、次いで「サークル・部活」44.1%、「アルバイト」27.3%となった。いずれにも満足していない割合は28.5%で、女子学生よりも男子学生、文系学生よりも理系学生の方が満足度が低い傾向がみられた。

 満足なところは、「法律は奥が深く、先生たちも熱心に講義をしてくれるので、満足している」(都市教養学部・女子)、「サークルで川辺のゴミ拾いを行っているが、終わった後がすがすがしく愉快になる」(理工学部・男子)、「部活では、マネージャーとして全力で頑張れる環境なのがうれしい」(健康福祉学群・女子)など。

 一方、不満なところは、「特に勉強したくない科目まで取らなければいけないのが不満」(人間学部・女子)、「サークルはちょっと間が空くと行きづらくなるのがつらい」(教育学部・女子)、「バイトは定時に上がれない点で不満。サークルでも、面倒な事を押し付けられ、自分の希望を聞いてくれないのが不満」(理学部・男子)などの意見があった。

《工藤めぐみ》

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