【高校受験2015】神奈川県、旧学区外への公立高校進学希望が初めて減少
神奈川県内の公立中学校3年生の9割が高等学校(全日制)進学を希望していることが、県が10月に実施した進路希望調査からわかった。また、旧学区を越えて高等学校(全日制・普通科)への進学を希望している割合が、学区撤廃以来初めて減少した。
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
調査は県内の公立中学校411校の3年生を対象に、10月20日実施された。平成26(2014)年度3月卒業予定の3年生は、前年度より788人減の6万9,712人。
卒業予定者6万9,712人のうち、高等学校(全日制)進学希望者が占める割合は91.9%。全日制は前年度との増減はなく、通信制(0.1ポイント増)、定時制(0.1ポイント減)も大きな変化は見られなかった。もっとも増減が大きいのは進路希望未決定者(2.3%)、前年度より0.2ポイント(106人)増となっている。
全日制への進学希望者のうち、81.4%は県内公立高等学校、6.1%は県内私立高等学校、3.6%は県外私立高等学校を希望していた。学科別の進学希望状況では、普通科が82.4%(前年度比0.1ポイント増)、専門学科が11.3%(0.2ポイント減)、総合学科が6.3%(0.1ポイント増)。
県内公立高等学校(全日制・普通科)進学希望者4万4,685人のうち、旧学区を越えて高等学校への進学を希望する生徒の割合は45.1%(前年度比0.4ポイント減)。学区が撤廃された平成16(2004)年以来、9年連続で上昇していたが、初めて減少に転じた。ただし市町村別では希望する割合が高い地域もあり、「旭区・瀬谷区・泉区」「南区・港南区・栄区」では旧学区を越えての進学希望が6割以上となっている。
《黄金崎綾乃》
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