神奈川県「若者の使い捨て」撲滅宣言、メールによるブラック企業相談も
神奈川県では、12月1日から12日を「職場のハラスメント相談強化期間」として、若者の過酷な労働環境を是正する取組みを行っている。期間中は面談や電話による相談だけでなく、メールによる相談も受け付ける。
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現在、残業代の不払いやパワーハラスメントなど、若者を劣悪な労働環境で働かせ続け疲弊させる、いわゆるブラック企業が社会問題となっている。
同県ではそのような意図的な「若者の使い捨て」は、労働基準法などの法令違反が懸念されるだけでなく、多くの若者の将来を脅かすことになるとして、撲滅に向けた相談や啓発に取り組む。
期間中、労働センターでは職員が電話で相談に応じる「若者の使い捨て・職場のパワハラ110番」を設置。各センターでは、通常の職員による相談のほか、弁護士・カウンセラーによる特別労働相談会も行う。(要予約)
また、通常面談・電話による相談が原則だが、それが困難な相談者を対象に簡潔メール相談が設置された。相談者は神奈川県在勤・在住者に限る。
ブラック企業と呼ばれる会社や関連する労働法規などを解説したリーフレットには、合意のない労働条件や長時間・過重労働の具体例などがあげられ、書面による契約内容の確認、客観的事実の証明のための記録など対応策も掲載されている。
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