賃貸仲介業者などが「合格発表前予約」サービスを展開

 本格的な受験シーズンを前に、合格発表前でも賃貸物件を予約できる「合格発表前予約」を学生マンションや賃貸仲介業者などが行っている。予約期間中の賃料が発生しないメリットが特徴だ。

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共立学生会館の合格前キャンペーン
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 本格的な受験シーズンを前に、合格発表前でも賃貸物件を予約できる「合格発表前予約」を学生マンションや賃貸仲介業者などが行っている。予約期間中の賃料が発生しないメリットが特徴だ。

 初めて一人暮らしをする学生にとって、条件のよい部屋探しは大切だ。特に春は、進学だけでなく就職や転勤などを理由に引っ越しが多い季節でもあり、合格を待っていると希望通りの物件が見つからないことも多い。そこで、学生マンションや賃貸仲介業者が提供しているのが「合格発表前予約」、実施している賃貸物件や利用者も増えているという。

 大学生・専門学校生のための物件情報サイトの学生ウォーカーでは「合格前物件エントリー」を受付け中だ。前年は私立大学のセンター利用入試や一般入試、国公立大学の前期入試前にエントリーする人が多かったという。早く部屋を決めても家賃発生は春からとなっている。

 全国に240棟ある共立学生会館はWebサイト限定の「合格前お申込みキャンペーン」を2月20日まで実施。合格発表前でも部屋の確保ができ、合格発表の翌々日までキャンセル料が無料になる。確保できる部屋は第1志望校に対してのみで1人1室1回限りの申込みになる。キャンセル料が無料になる最終期限日は3月12日。

 学生マンションのナジックやユニライフ、賃貸仲介のエイブルも「合格前発表予約」を実施している。ナジックは対象マンション限定のサービスで、例えば年内の申込みでも家賃は入居するまでは発生しない(最長3月31日まで)。ユニライフは第1志望の合格発表日まで予約できる。エイブルでも予約対象の物件を紹介し、予約の時点では賃料は発生せず合格発表後に契約の手続きをし、入居の時点から賃料が発生する。

 会社によって、サービスの内容、対象の賃貸物件、賃料発生日が異なるので確認が必要。

《田中志実》

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