平日の学習時間がもっとも短いのは大学生…中学生とは2時間の差
総務省統計局は、日本の社会や経済状況をまとめた「明日への統計2015」を作成しWebサイトに公開した。「平日の勉強時間は大学生がもっとも短い」、「小学生から高校生が行うボランティアはまちづくり活動が多い」といった暮らしの側面を紹介している。
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
同冊子は、統計局が実施した調査を中心に日本の社会や経済の状況をわかりやすく示す図表を集めて作成された。「子どもと若者のくらし」の項目では、平日の学習時間を学校の種類別に調べた結果をグラフで紹介。平成23年に実施された社会生活基本調査を基にしている。
10歳以上の在学者について、平日の「学校での授業・その他学校での行動」「学校の宿題」「学習塾・予備校での勉強など」を合計した総平均勉強時間は、大学生がもっとも短く6時間17分だった。小学生6時間52分、高校生7時間36分、中学生8時間20分と時間が増え、もっとも長かったのは大学院生の8時間26分だった。
「学校での授業・その他学校での行動」に限ると中学生がもっとも時間を費やしており、6時間44分となった。中学生は「学習塾での勉強など」も29分で一番長かった。「学校での宿題」がもっとも長かったのは大学院生で2時間18分だった。
ボランティア活動の状況をみると、小学生、中学生、高校生ともに「まちづくりのための活動」を行う割合がもっとも多く、大学生になると「子どもを対象とした活動」を行った人の割合がもっとも高かった。大学生では小中高生に少ない「災害」や「健康や医療サービス」に関係したボランティアを行う人が増えており、年齢ともに活動内容に変化があることがわかった。
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