埼玉県出身の県外大学医学生対象「埼玉県医師育成奨学金」7/7募集開始

 埼玉県は6月15日、県出身の県外大学医学生を対象とした埼玉県医師育成奨学金について、ホームページに掲載した。月額20万円以内と入学金100万以内を貸与し、生まれ育った埼玉県に戻って地域医療に取り組む意欲のある医学生を応援する。

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埼玉県医師育成奨学金
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 埼玉県は6月15日、県出身の県外大学医学生を対象とした埼玉県医師育成奨学金について、ホームページに掲載した。月額20万円以内と入学金100万以内を貸与し、生まれ育った埼玉県に戻って地域医療に取り組む意欲のある医学生を応援する。

 埼玉県によると、毎年、県内の高校から県外の大学医学部に200人あまりが進学しているという。この制度は、将来同県の医療を担う志のある医学生を支援するために、平成24年度から導入された。応募者は年々増加しており、募集枠拡大の要望もあることから、昨年度の15人から今年度は20人に拡大して募集する。

 この奨学金の対象は、埼玉県内在住(申請時)で、県内の高校などを卒業見込みまたは卒業した者。県外の大学の医学を履修する課程に入学する意思があり、医師免許を得た後、特定地域の公的医療機関・特定診療科等に医師として勤務する意思があることも条件となっている。所得制限は設けていないが、この奨学金と同種の奨学金の貸与を受けることはできない。

 募集人員は20人(補欠として若干名)、月額20万円以内と入学金100万円以内を貸与する。期間は大学卒業までの6年間。貸与期間の1.5倍の期間、特定地域の公的医療機関・特定診療科等に医師として勤務すれば奨学金の返還が免除される。

 募集期間は7月7日から8月7日(17時15分必着)まで。県ホームページからダウンロードできる応募申請書、応募チェックリストのほか、「将来埼玉県でどのような医師として働きたいか」をテーマとした小論文(1,200字以上1,600字以内)、成績証明書などを、簡易書留による郵送または持参で、埼玉県医療整備課に提出する。

 8月31日までに応募者全員に選考結果を発送し、書類選考合格者には面接選考の詳細をあわせて通知。最終選考に合格すると貸与候補者となり、大学の入学決定後に必要書類を申請する。

《黄金崎綾乃》

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