不審者から子どもを守る…顔認証防犯システム登場
顔認証システムの開発を行うLYKAON(リカオン)は、危険人物侵入防止システム「LYKAON」を発表した。不審者の判定を最新の顔認証技術によりバックアップするもので、公共施設や教育施設の安全確保に役立つシステムになっている。
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危険人物侵入防止システム「LYKAON(リカオン)」は、出入り口ですべての来場者・来訪者を対象に顔認証を行い、その人物をあらかじめシステムに登録された「承認者」、登録者とは異なる「未登録者」、防犯情報に登録された「要注意人物登録者」の3つの区分で判別。判別結果は管理者に通知され、管理者はスマートフォン端末で受け取るほか、検知アラートのライト点滅、ブザーなどで離れた場所にいてもリアルタイムに警報を受け取れる。
過去に文部科学省が行った学校施設における犯罪の調査研究報告では、施設の出入り口や敷地の死角となる部分には、防犯監視システムの活用を積極的に考慮することが提案されている。しかし、現実的には施設管理者が常時監視の目を行き届かせるのは困難な状況である。
当防犯システムを利用することで、これまで難しかった不審者の判定がしやすくなり、子どもたちの安心・安全が守られるとともに、教職員や施設スタッフ、警備員の負担が軽減され、コストの削減にもつながるという。
《塩田純子》
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