ピアノレッスンと学力の関係は? 難関大生1,188名を調査
カシオ計算機が、国内難関大学の在校生・卒業生の男女1,188名に行った調査で、難関大生の43%が「ピアノ」を習った経験があると回答したことが明らかになった。習いはじめる年齢は「3歳」が22%と最多、ついで「5歳」が21%だった。
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調査はまず、「東京大学」「京都大学」「早稲田大学」「慶應義塾大学」の在校生・卒業生の20~30代男女1,188名を対象に、「子どもの時の習いごと」を質問。そのうち、43%が「ピアノ」を習った経験があると回答した。
そこで、「東京大学」「京都大学」「早稲田大学」「慶應義塾大学」の在校生・卒業生である20~30代男女のうち「ピアノ経験者」300名を対象に、「『子どものピアノレッスン』に関する意識・実態調査」を、2015年12月1日~3日に実施した。
調査によると、ピアノを「習いはじめる年齢」は「3歳」が22%ともっとも多く、ついで「5歳」21%だった。全体の平均年齢は5.1歳で、幼稚園入園前や小学校入学前にピアノを習いはじめる人が多いようだ。
ピアノを「習うきっかけになった人」は「母親」が71%と最多。2位「自分(自主的に習いはじめた)」は24%、3位「姉妹」は12%だった。ピアノレッスンをはじめるきっかけは「母親」が圧倒的に多く、重要な役割を果たしているようだ。
ピアノの家庭での練習頻度に関する質問では、「週に1回以上」が92%。さらに、20%が「毎日練習していた」と回答し、難関大生には子どもの時に「ピアノ」にしっかりと取り組んだ経験があることがわかるという。
「子どもの時にピアノを習っていて、大人になってから良かったと思った経験の有無」について聞くと、70%が「良かったと思った経験あり」と回答。難関大生はピアノを習うことによって、情操教育として期待されている感情面や、思考にかかわる面において効果を実感しているようだ。
「ピアノは脳の機能を向上させるうえで役立つと思うか」という問いにも、73%が「思う」と回答。「コツコツ練習すること」(東京大学・女性・35歳)や「広い視野を持ちながら両手で作業することが、思考力を良くしてくれそう」(早稲田大学・男性・38歳)などの意見が寄せられた。また、「子どものうちにピアノを習うことはおすすめできると思うか」という質問でも、83%が「思う」と回答した。
子どもの「ピアノレッスンと学力の関係」について陰山英男氏は、「幼い頃からピアノに触れることが、脳の成長に影響を与え、子どもを高学力に導く可能性が高いと感じている」という。さらに「子どもの学力を高めるためには、優れた学習を徹底的に反復することが重要である」と考え、「ピアノの反復練習は『一般的な学習』にも良い影響を与えると考えられる」のだという。
子どものために「ピアノエントリーモデル」を購入する際に、重視すべきだと思うポイントを難関大生に聞くと、1位は「鍵盤タッチの良さ」58%、2位「音色の良さ」53%だった。また、「ピアノエントリーモデル」を購入する際に、ネックになるポイントの1位は「価格」で68%だった。
カシオ計算機では、子どもの初めてのピアノとしてもおすすめの、デジタルピアノ「Privia(プリヴィア)」「CELVIANO(セルヴィアーノ)」「CELVIANO Grand Hybrid(セルヴィアーノ グランド ハイブリッド)」シリーズを展開している。
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