熊本県では近年、生徒の学習習熟度の差が以前より拡大しているとの声が学校現場からあがっており、学び直しを必要とする生徒や授業の進度に先行して先取り学習をしたい生徒など、さまざまな習熟度の生徒がひとつのクラスに混在している状況だという。生徒が自分の習熟度に応じて「いつでもどこでも」学習に取り組むことのできる「受験サプリ」は、学校現場において個々の生徒のニーズに対応できる最適な学習ツールとして期待されている。
導入する10校では、まずは利用希望の生徒に対して運用を開始する予定。「受験サプリ」の到達度テストから利用生徒ひとりひとりの弱点を把握し、弱点克服のために視聴すべき動画を特定。自宅学習教材として利用するほか、テキストを利用した学び直しを校内で実施し、学習管理システムを活用して担任教員などが学習状況を把握、状況に応じた的確な指導を行う。今回の取組みを通して、学校現場においても生徒ひとりひとりの学習習熟度に応じた新たな学びのスタイル確立を目指すという。
◆受験サプリを導入する県立高校
荒尾・岱志高等学校(熊本県荒尾市)
鹿本高等学校(熊本県山鹿市)
菊池高等学校(熊本県菊池市)
阿蘇中央高等学校(熊本県阿蘇市)
大津高等学校(熊本県菊池郡)
御船高等学校(熊本県上益城郡)
八代清流高等学校(熊本県八代市)
水俣高等学校(熊本県水俣市)
人吉高等学校(熊本県人吉市)
天草高等学校(熊本県天草市)