【高校受験2016】千葉県公立後期<理科>講評…基礎問題多くやや解きやすい
平成28度千葉県公立高等学校の後期選抜が2月29日(月)、全日制課程の全日制課程117校140学科で実施された。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。
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◆<理科>講評(SAPIX中学部 提供)
例年通り、物理、化学、生物、地学から2題ずつの8題構成でした。前期選抜よりも試験時間が10分短くなりますが、小問数はほとんど変わりません。設問の多くは基礎問題であり、前期選抜よりもやや解きやすくなりました。したがって、十分に対策してきた受験生であれば、試験時間が足りなくなることはないでしょう。基本事項の定着、演習量の確保はもちろんのこと、ミスを最小限におさえる注意力も必要です。
1、物質の特徴(化学)
気体の性質に関する問題でした。記述はゴム管やガラス管という普段使わない用語まで使用することに戸惑った受験生もいたと思いますが、難しいものではありませんでした。
2、天気(地学)
天気図の読み取りがテーマでした。基礎問題ではあるものの、(2)は注意深く図を見て答える必要がありました。
3、動物(生物)
無セキツイ動物の特徴についての問題でした。動物の分類の中でも無セキツイ動物は対策が不十分になりがちなので、得点差がついたと考えられます。
4、運動(物理)
台車の運動と記録タイマーの典型問題でしたが、多くの受験生が苦手としている単元です。ここでも得点差が生じたと考えられます。
5、天体(地学)
月食に関する問題でした。(3)(4)は月食や月の満ち欠けについての正しい理解が必要となりますが、難しいものではありませんでした。
6、電流(物理)
磁界と電磁誘導の問題でした。(3)は「すべて選ぶ」形式の記号選択問題でしたが、丁寧に考えれば正解にたどり着けます。
7、化学変化(化学)
銅の酸化についての基礎問題でした。全問正解したいところです。
8、植物(生物)
アジサイのからだのつくりとそのはたらきが問われました。(1)は間違えやすい問題でしたが、他は典型問題でした。
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このレポートは2016年3月1日に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。
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なお、SAPIX中学部は新小学6年生、新中1~3年生と保護者を対象とした「高校入試分析会2016」を3月12日より順次実施する。東京、神奈川、埼玉、千葉、兵庫の5会場で実施され、各地域の公立高校や難関国私立高校について、数値を交えての具体的な体験談など、地域に合った説明を行う。分析会の参加申込みおよび会場別の実施日程は、SAPIX中学部のWebサイトを確認する必要がある。
協力:SAPIX中学部
《編集部》
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