長浜バイオ大、小中学生対象の科学施設「長浜学びの実験室」開設
長浜バイオ大学は3月8日、滋賀県で唯一となる臨床検査技師養成プログラムの実習室とアクティブラーニングルームを配置した新棟「命翔館」の竣工式を実施した。命翔館1階には、長浜市内の小・中学生を対象とした科学実験施設「長浜学びの実験室」が開設された。
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
「長浜学びの実験室」は、小・中学校の1クラスが授業できる定員40人の実験室で、長浜市からの補助金を得て、走査型電子顕微鏡1台、双眼顕微鏡41台、実体顕微鏡21台などの充実した実験機器を完備。植物や昆虫、プランクトンの観察などを通して、小・中学生に生き物の仕組みや不思議さを体験してもらうことを目標にしている。
実験は、長浜バイオ大学の教員と地域連携推進室担当者を講師に、長浜市内の小・中学校のクラス単位で授業を行う予定。新年度から小学校教員経験者の専任コーディネーターを配置して事業をスタートさせ、将来的には、長浜市内の小学5年生と中学2年生の全クラスを対象に年1回この実験室で科学実験を行う予定だという。
大学内に小・中学生対象の恒常的な実験専門施設を開設している大学はほかに例を見ず、大学の新たな試みと言える。長浜バイオ大学は、「長浜学びの実験室」を教育活動を通じた地域貢献と位置付けており、理科実験を通じて小・中学生に科学の面白さを体験してもらい、科学体験を通じた理系人材の育成に貢献したいとしている。
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