影響力がある論文数ランキング、TOP10に東大など国立大7校
インパクトの高い論文数による日本の研究機関ランキングによると、1位「東京大学」、2位「京都大学」、3位「理化学研究所」であることが、トムソン・ロイターの発表した調査結果より明らかになった。国立大学7校、国立研究開発法人3機関がトップ10にランクインした。
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4月15日にトムソン・ロイターが発表した「インパクトの高い論文数による日本の研究機関ランキング」は、後続の研究に大きな影響を与えている論文(高被引用論文)数をもとに集計したもの。科学全体を22の研究分野に分類し、各分野での被引用数が上位1%の論文を高被引用論文と定義している。データの対象期間は2005年1月1日~2015年12月31日の11年間。
総合分野(自然科学全体)のランキング1位は「東京大学」1,303(高被引用論文数)、2位「京都大学」754、3位「理化学研究所」624、4位「大阪大学」559、5位「東北大学」484となった。また、20位には「国立がん研究センター」が初めて20位以内にランクインした。
今回の調査で、世界における日本全体の高被引用論文数は10位。分野別では、免疫学や材料科学、化学が5位以内にランクインしたほか、物理は6位に入っており、これらの分野で日本は世界の研究コミュニティの中でも大きな存在感を示していることがわかった。ほかにも、生物学・生化学や植物・動物学、分子生物学も世界トップ10にランクインした。
◆インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキング
1位「東京大学」1,303(高被引用論文数)
2位「京都大学」754
3位「理化学研究所」624
4位「大阪大学」559
5位「東北大学」484
6位「産業技術総合研究所」368
7位「名古屋大学」364
8位「東京工業大学」286
9位「九州大学」279
10位「物質・材料研究機構」273
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