国内初、九大が米国のサイバーセキュリティ教育演習環境を導入

 NTTデータ先端技術は4月26日、九州大学サイバーセキュリティセンターに国内で初めてサイバーセキュリティ教育演習システム「SyprisCyberRange(サイプリス・サイバーレンジ)」を導入したと発表した。

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 NTTデータ先端技術は4月26日、九州大学サイバーセキュリティセンターに国内で初めて米国のSYPRIS ELECTRONICS(サイプリスエレクトロニクス社)によるサイバーセキュリティ教育演習システム「SyprisCyberRange(サイプリス・サイバーレンジ)」を導入したと発表した。本格的なサイバーセキュリティ教育演習環境を整えるねらい。

 サイプリスエレクトロニクス社によるサイバーセキュリティ教育演習システム「SyprisCyberRange」は、サイバーセキュリティに関する学習システムだけではなく、「モデリング&シミュレーション機能」も備えた総合システム。

 サイバー攻撃を防ぐ側としてのスキルや経験、チームでの対応を学習するための基盤、サイバーセキュリティを支える専門家として必要とされる継続的改善メカニズムを学習できるシステムで、「最高レベルの成熟度」に達するまでの教育環境が整っているという。

 九州大学は今後、このサイバーセキュリティ高度実践演習システムを用い、高度なスキルを持つサイバーセキュリティ人材の育成を行うねらい。NTTデータ先端技術は「SyprisCyberRange」の導入によってトレーナーの育成も含めた人材育成全体をサポートする予定。

《佐藤亜希》

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