シャープ、生徒の学力に応じた「英検合格学習システム」を新開発

　シャープは、生徒の学力に合わせた学習方法で英検の各級取得をサポートする適応型個別学習システム「KINTR （キントレ）英検合格コース」を新たに開発した。5月より商談を開始する。

教育ICT その他

2016.4.27 Wed 20:00

　シャープは、生徒の学力に合わせた学習方法で英検の各級取得をサポートする適応型個別学習システム「KINTR （キントレ）英検合格コース」を新たに開発した。5月より商談を開始する。

　「KINTR 英検合格コース」は、旺文社の英検対策コンテンツと、教育測定研究所が開発した独自アルゴリズムを活用したデジタル学習システム。中学1年生から高校3年生を対象としており、生徒の学力に応じた学習確認テストや指導問題を提供することで英検4級から2級までの各級取得をサポートする。

　また教員用アプリケーションを利用することで、日々の学習履歴から生徒全員の課題や理解状況を把握でき、個々の英語力に応じた学習スケジュールを組むことで英検合格を強力にサポートするという。

　シャープでは開発にあたり、2015年6月から2016年3月までの期間、佐賀県教育委員会の協力のもと佐賀県立武雄青陵中学校の3年生（110名）を対象に実証研究を実施。生徒の学力向上や学習意欲について一定の成果を確認することができたという。

　「KINTR 英検合格コース」は、少ない端末やネットワーク環境がない場合でも利用可能。教育現場においてタブレット端末などのICT機器を導入する取組みが進展する中、全国の中学校および高校へ積極的に提案していく予定だ。

《畑山望》