ソーシャルメディアとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 ソーシャルメディアとは【ひとことで言うと】「“他の人との交流”を重視したネットサービス。FacebookやTwitterなど」

教育ICT 先生
Facebookの画面イメージ(同社CEOのザッカーバーグ氏のページ)
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆ソーシャルメディアとは


【読み】ソーシャル メディア
【表記】Social Media
【分類】ソフトウェア/技術/一般常識
【ひとことで言うと】
「“他の人との交流”を重視したネットサービス。FacebookやTwitterなど」
【解説】
 「ソーシャルメディア」は、“他の人との交流”を重視したネットサービス全般を指す。「Facebook」「mixi」「GREE」「Google+」などをはじめ、「LINE」「Twitter」、さらにはコメント機能があることから、画像サービスである「niconico」「YouTube」「Pixiv」なども含まれる。匿名であるが、電子掲示板の「2ちゃんねる」、あるいはブログやWikiなども含む考え方もある。2000年代後半から用語として普及した。

 ソーシャルメディアでは、自分以外との他者とインターネットを介して交流することとなる。顔が見えないことから、直接対話より劣るとする意見もあるが、年齢や場所にとらわれないフラットな人間関係を築ける点、著名人や遠隔地の人と制約なく交流できる点から、現代の社会構造に影響するまでになってきている。たとえば一個人の意見が直接のメッセージとして国家元首に届くなど、従来ではありえなかった。

 一方で、自分の言動がつねに他者の眼にさらされるため、ちょっとした発言を攻撃される「炎上」、見栄を張り続けることからくる「ソーシャル疲れ」、ソーシャルのコミュニティで発生する「ソーシャルいじめ」などが、教育現場でも近年問題化している。

 ソーシャルメディアでの交流は、個人個人の場合もあるし、グループに重きを置いたサービスの場合もある。似た用語である「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、グループを核としたコミュニケーションを重視したサービスで、ソーシャルメディアの1種だといえる。

 なお新聞・ラジオ・テレビ・出版など、大衆を相手に“企業が一斉送信するメディア”は「マスメディア」と呼ばれており、これに対する言葉として、“個人が一斉送信するメディア”「ソーシャルメディア」が生まれたと考えられる。

【関連用語】SNS
【最終更新日】2016年6月13日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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