園での“遊び込む”経験が多いほど「学びに向かう力」が高い…ベネッセ調査
幼稚園や保育園で子どもが自分なりに遊びに工夫を加えるなどの遊び込む経験を多くしたほうが、子どもの好奇心や頑張る力などの「学びに向かう力」が高くなる傾向にあることが、ベネッセホールディングスが8月30日に発表した調査結果より明らかになった。
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園での経験と幼児の成長に関する調査は、全国の幼稚園・保育園・認定こども園などに通う年長児をもつ保護者2,266人(母親2,060人、父親206人)を対象に実施。調査時期は2月19日~22日。「学びに向かう力」は、好奇心・協調性・自己統制・自己主張・がんばる力の5つの領域に関わる15の質問項目から構成される。
園での子どもの経験について聞いたところ、保護者の半数以上は、「自由に好きな遊びをする」「好きなことや得意なことを生かして遊ぶ」「遊びに自分なりの工夫を加える」「見通しをもって遊びをやり遂げる」などの“遊び込む”経験がよくあったと回答。また、保護者の65%以上は、「自由に遊べる環境」が十分にあったと回答した。さらに、「園で自由に遊べる環境」や「先生の受容的な関わり」があるほど、年長児の遊び込む経験が多くなる傾向がみられた。
遊び込む経験が多い群と少ない群に分けてみると、年長児1年間に園で遊び込む経験が多いほうが、遊びなどで友達と協力できる「協調性」や、いろいろなことに自信をもって取り組める「がんばる力」、人の嫌がることはがまんできる「自己統制」などの学びに向かう力が高いことがわかった。
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