理研、東京学芸大附属国際中等教育学校に教育支援

 東京学芸大学と理化学研究所(理研)は12月8日、同大学附属国際中等教育学校における教育等に関する連携・協力協定を締結した。教育の充実を図るとともに、将来を担う科学者などの人材育成を促進させる。

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 東京学芸大学と理化学研究所(理研)は12月8日、同大学附属国際中等教育学校における教育等に関する連携・協力協定を締結した。教育の充実を図るとともに、将来を担う科学者などの人材育成を促進させる。

 東京学芸大学附属国際中等教育学校は、日本の国公立学校で初めて国際バカロレア機構の認定校となった。MYP(中等教育プログラム)に加え、2016年度からはDP(ディプロマ・プログラム)の授業を実施するなど国際社会で活躍できる人材育成を積極的に取り組んでいる。また2014年からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)校として、理数探求教育プログラムの開発や実践に取り組むなど科学教育を進めている。

 今回の締結で、附属国際中等教育学校の生徒に対する理研訪問時の便宜供与や、SSHなどの特別講演へ理研の研究者を講師として派遣するなど、教育活動と理研の理解増進活動の連携・協力に向けた取り組みを発展させていく。

 理研は、世界トップレベルの研究者が集まる研究開発機関として、次代を担う技術者、若手研究者などに対する支援・育成を行うことで魅力的な「キャリアパス」の一環になるよう努めていくという。

《田中志実》

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