【高校受験2017】東京都立高校入試<理科>講評…典型問題が増加し解きやすい
リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。
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◆<理科>講評(SAPIX中学部 提供)
典型問題が増加し、解きやすく。
[1]小問集合(物理、化学、生物、地学)
物理、化学、地学から2問ずつ、生物から1問の計7問で、例年より1問多くなっていました。基礎的な典型問題が中心ですが、問5は考察力が必要な問題でした。
[2]小問集合(物理、化学、生物、地学)
レポートの内容と、基本的な知識を組み合わせて解く問題です。例年よりも典型的な問題が多く、解きやすくなっていました。
[3]天気(地学)
問題文や選択肢の内容を把握し、気象データや天気図から必要な情報を読み取り、慎重に判断する力が求められました。問3は、選択肢の図をよく見比べ、注意深く対応する必要があります。
[4]人体(生物)
消化に関する実験の結果からわかることや、消化に関する知識が問われました。問4は、仮説を検証する実験に関する問題で、近年の公立高入試によく見られる形式であり、考察力が求められました。
[5]化学変化(化学)
化学変化に関する基本的な知識を用いて解く問題が中心でした。問3は、今年の入試問題では唯一の文章記述の問題でしたが、典型的なものであり、書きやすい内容でした。
[6]運動とエネルギー(物理)
物体の運動に関する問題で解きやすいものが目立ちました。特に問3は、過去の入試問題と似ていたため、東京都立校の対策をしてきた受検生には解きやすかったでしょう。
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このレポートは、2017年2月25日に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。
問題を見る 解答を見る
SAPIX中学部では、新小学6年生、新中学1・2・3年生とその保護者を対象に、「高校入試分析会 地域別入試概況(東京・神奈川・埼玉・千葉・関西)」を3月11日(土)より順次実施する。2017年入試の概況やトピックス、また、来春の入試について地域別に説明する。3月22日(水)には「志望校別データ分析(都立日比谷・西高)」を実施し、両校の出題傾向や対策のほか、合否を分けた科目などについて、データに基づいた内容を解説する。詳細、申込方法はSAPIX中学部Webサイトにて確認できる。
協力:SAPIX中学部
《編集部》
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