「中1ギャップ」解消へ…佐賀県の選択制、16校が小規模学級選択
佐賀県教育委員会はWebサイトにて、中学校第1学年における選択制の実施状況を公開している。いわゆる「中1ギャップ」の解消などを図るため、35人以下の小規模学級とティームティーチングを選択できる制度で、平成29年度の対象校27校のうち16校が小規模学級を選択した。
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同教育委員会は平成21年度より、中学校第1学年に対し、学校ごとに小規模学級やティームティーチング(TT)による指導を選択できる選択制を導入している。不登校などの発生件数が急増する「中1ギャップ」を解消し、学力向上の前提となる生徒指導面の充実などを図る環境整備を行う。対象校は、中学校第1学年において36人以上の学級を有する学校。
平成29年度の対象校27校中16校が35人以下の小規模学級、11校がティームティーチング(TT)による指導を選択。そのうち、佐賀市の成章中学校(小規模)と鍋島中学校(小規模)、鳥栖市の鳥栖西中学校(TT)の3校は、平成25年度からの継続実施校。そのほか、小城市の小城中学校(小規模)、唐津市の鏡中学校(TT)、伊万里市の伊万里中学校(小規模)など6校は平成26年度からの継続校。
佐賀県では、中学校第1学年のほかに小学校第2学年においても小規模学級とTTの選択制を実施。きめ細かな指導による学力向上を目指した学習環境の整備・充実を図ることで、「平成29年度佐賀県教育施策実施計画」における「確かな学力を育む教育の推進」に取り組む。
《黄金崎綾乃》
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