テーマパーク、四国と近畿が好調…前年比2桁の伸び率
遊園地・テーマパーク経営企業155社の2016年の収入高合計は、前年比1.9%増の約8,360億500万円にのぼることが、帝国データバンクが7月26日に発表した調査結果より明らかになった。地域別では、四国と近畿が2桁の伸び率だった。
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調査は、6月末時点の企業概要データベース(147万社収録)および公開情報から、遊園地・テーマパーク経営企業のうち2014~2016年(1~12月期決算)の3期連続で収入高が判明した155社を抽出して分析した。遊園地・テーマパーク経営企業とは、原則として収入高のうち、遊園地・テーマパークおよび動物園・植物園・水族館経営による収入がもっとも大きい企業を指す。
遊園地・テーマパーク経営企業155社の2016年の収入高合計は約8,360億500万円で、前年比1.9%の微増。155社中90社は増収となり、増収企業の割合は前年比5.8ポイント増の58.1%だった。
前年からの伸び率を地域別にみると、「四国」が16.9%増ともっとも高く、「近畿」13.3%増、「中国」6.0%増、「中部」3.7%増など、10地域中8地域が増収。特に近畿では海遊館が開業25周年に伴う販促活動が奏功したことや、新たな施設の「NIFREL」が好調なこと、さらにはインバウンド需要の効果も加わり、44.0%増と大幅増収となった。一方、「九州」2.1%減、「東北」1.8%減と2地域は減収した。
遊園地・テーマパーク経営企業の売上高ランキングは、1位が東京ディズニーランド・シーを経営する「オリエンタルランド」、2位がユニバーサル・スタジオ・ジャパンを経営する「ユー・エス・ジェイ」。大手2社は、引き続き積極的な設備投資を進めるという。
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