家計調査H29年7月速報、教育費7,761円で2か月ぶりに減少
総務省は8月29日、家計調査報告の平成29年7月分速報を公表した。2人以上の世帯の消費支出は、1世帯あたり27万9,197円と前年同月比で実質0.2%の減少となった。教育費は7,761円で、2か月ぶりの実質減少。
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家計調査は、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯を対象に、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しているもの。8月29日に公表されたのは、平成29年7月分をまとめた速報結果。
2人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は、1世帯あたり59万8,042円で前年同月比実質3.5%の増加となった。2人以上の世帯の消費支出は、1世帯あたり27万9,197円で前年同月に比べて実質0.2%の減少。
消費支出を10大費目別にみると、「家具・家事用品」「被服および履物」「交通・通信」の3費目で実質増加。「食料」「住居」「教育」「教養娯楽」など7費目で実質減少している。
このうち教育は7,761円で、前年同月比実質10.7%の減少。内訳は補習教育が2,566円で実質21.1%減少、教科書・学習参考教材が102円で実質9.5%減少、授業料などが5,093円で実質4.3%減少している。
また、食料は7万2,567円で実質0.5%減少し、12か月連続の実質減少となった。「肉類」「乳卵類」「野菜・海藻」「飲料」などは実質増加しているが、「穀類」「魚介類」「果物」「外食」などが実質減少している。
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