高卒認定試験、合格者は前年度比677人増の5,117人

 文部科学省は平成29年12月7日、平成29年度(2017年度)第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果を公表した。前年度比199人減の10,912人が受験し、高卒認定試験合格者は前年度比677人増の5,117人であった。

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平成29年度第2回高等学校卒業程度認定試験 出願者・受験者・合格者の状況
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 文部科学省は平成29年12月7日、平成29年度(2017年度)第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果を公表した。前年度比(2016年度比)199人減の10,912人が受験し、高卒認定試験合格者は前年度比677人増の5,117人であった。

 高卒認定試験は、さまざまな理由で高校を卒業できなかった人たちの学習成果を適切に評価し、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格者には、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられ、就職や資格試験などにも活用できる。

 第2回高卒認定試験は、平成29年11月11、12日の2日間で実施。12,279人が志願し、10,912人が受験した。1以上の科目に合格したのは9,958人で、このうち高卒認定試験合格者(大学入学資格取得者)は5,117人。平成28年度(2016年度)第2回高卒認定試験と比較すると、高卒認定試験合格者は677人の増加となった。

 高卒認定試験合格者の平均年齢は22.2歳、最高年齢は70歳。最終学歴別状況では、「高校中退」が51.4%ともっとも多く、「全日制高校在学」23.1%、「中学校卒業」10.4%、「定時制・通信制高校在学」8.5%、「その他」5.5%、「高専中退」1.1%。

 文部科学省では、高卒認定試験合格者に対する合格証書、一部科目合格者に対する科目合格通知書を12月7日付で送付している。

《奥山直美》

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