高校生の海外修学旅行、1位「台湾」…4万人超が訪問
平成28年度(2016年度)の海外修学旅行実施率は、公立高校が10.4%、私立高校が34.9%で、旅行先は「台湾」がもっとも多く、262校・4万1,878人が訪問したことが、全国修学旅行研究協会の調査結果より明らかになった。
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海外修学旅行・海外研修実施状況調査は、教育委員会と私立学校担当箇所に、高校の海外修学旅行と修学旅行以外の海外研修の実施状況などについて調査し、結果をまとめたもの。調査期日は平成29年5月1日。
平成28年度の高校数は、公立高校3,589校と国立高校15校、私立高校1,321校の合計4,925校。修学旅行対象学年(全日制2年、定時制3年、専科、別科、中等教育後期課程)の生徒数は、約109万9千人。そのうち、海外修学旅行は全国で842校(公立375校、私立467校)が実施し、14万5,944人(公立6万3,065人、私立8万2,879人)の生徒が参加した。実施率は公立高校が10.4%、私立高校が34.9%。
旅行先(延べ数)では、36か国・地域に1,180校16万3,245人が訪問した。前年度(平成27年度)と比べて実施校数・参加生徒数ともに増加した旅行先は、北アメリカ・台湾・オセアニア・中国・韓国。特に台湾は、平成23年度に初めて1万人を越えてから毎年伸びており、平成25年度に2万人越え、平成27年度に3万6千人越え、平成28年度に4万人を越えた。一方、テロなどの事件が続くヨーロッパは、フランス・イギリスを中心に、平成27年度からの減少傾向が続いている。
訪問国別生徒数の上位5か国は、1位「台湾」4万1,878人、2位「シンガポール」1万9,286人、3位「オーストラリア」1万8,254人、4位「グアム」1万6,056人、5位「マレーシア」1万4,864人。公立高校では「台湾」、私立高校では「オーストラリア」が1位だった。
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