SSH中間評価、堀川・立命館高校など8校が最高評価
文部科学省は平成30年3月7日、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)について、平成27年度指定校25校の中間評価の結果を発表した。立命館高等学校や京都市立堀川高等学校など8校が最高評価を得た。
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将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、文部科学省は平成14年度より、科学技術・理科、数学教育に関する研究開発を行う高校を「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として指定している。
SSHの中間評価は、指定から3年目の学校について、外部の有識者による研究開発の進捗状況などの評価を行うもの。最高評価の「優れた取組み」から最低評価の「経費の大幅な減額または指定の解除が適当と判断される」まで6段階で評価する。
平成27年度に指定した25校の中間評価は、「優れた取組状況」として京都府立桃山高等学校と京都市立堀川高等学校、学校法人立命館立命館高等学校、大阪府立生野高等学校、大阪府立豊中高等学校、兵庫県立尼崎小田高等学校、岡山県立倉敷天城高等学校、山口県立徳山高等学校の8校が最高評価を得た。
優れた取組みの一例として、堀川高等学校は主体的な学びのひとつである自主ゼミや、生徒の成長プロセスと教師の指導、支援過程を共有する手法の開発と実践など特色のある取組みが高く評価された。
ついで「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される」と評価されたのは、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校や奈良女子大学附属中等教育学校など8校。一方、最低評価を得た高校はなかった。
◆スーパーサイエンスハイスクール平成27年度指定校の中間評価結果
「優れた取組状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、さらなる発展が期待される」8校
京都府立桃山高等学校
京都市立堀川高等学校
学校法人立命館立命館高等学校
大阪府立生野高等学校
大阪府立豊中高等学校
兵庫県立尼崎小田高等学校
岡山県立倉敷天城高等学校
山口県立徳山高等学校
「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される」8校
北海道旭川西高等学校
北海道札幌啓成高等学校
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
奈良女子大学附属中等教育学校
高松第一高等学校
愛媛県立松山南高等学校
長崎県立長崎西高等学校
大分県立大分舞鶴高等学校
「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの、併せて取組改善の努力も求められる」4校
北海道室蘭栄高等学校
京都教育大学附属高等学校
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
徳島県立脇町高等学校
「研究開発のねらいを達成するには、助言等を考慮し、一層努力することが必要と判断される」5校
埼玉県立春日部高等学校
名古屋市立向陽高等学校
兵庫県立明石北高等学校
福岡県立小倉高等学校
福岡県立城南高等学校
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