大阪府、府立高の英語スピーキング教材・テスト開発の受託者公募

 大阪府教育庁は平成30年3月15日、府立高校の英語スピーキング教材とスピーキングテスト開発の受託事業者を募集開始した。企画提案書を平成30年4月13日まで受け付ける。説明会は3月20日に大阪府庁で開催する。

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 大阪府教育庁は平成30年3月15日、府立高校の英語スピーキング教材とスピーキングテスト開発の受託事業者を募集開始した。企画提案書を平成30年4月13日まで受け付ける。説明会は3月20日に大阪府庁で開催する。

 大阪府では、英語4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く活用できるコミュニケーション能力を備えた生徒の育成を目指し、英語教育の充実に取り組んでいる。英語4技能のうちスピーキング力は、生徒の課題が大きく、次期指導要領で重要視されている。そこで、平成30年度よりすべての府立高校で「話す」能力の向上を目指し、府立高校の英語スピーキング教材とスピーキングテストを作成することとした。

 CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ共通参照枠)をふまえて大阪府教育庁が作成した「大阪版英語CAN-DOリスト」にもとづき、スピーキング教材とスピーキングテストの開発を行い、府立高校に提供する。そのため、CEFRに基づいたスピーキング教材とスピーキングテスト開発の見識、ノウハウ、実績などがある民間事業者を募集する。

 事業期間は契約締結日から平成31年3月29日まで委託上限額は350万円(消費税と地方消費税を含む)。公募参加資格や公募要領、提出方法、審査基準などは、大阪府のWebサイトに掲載されている。なお、「平成30年度大阪府一般会計予算」の成立を前提に事業化される停止条件付き事業であるため、予算が成立しなければ、提案を公募したに留まり、いかなる効力も発生しないとしている。

 平成30年3月15日に公募を開始し、3月20日に説明会を開催、3月30日に質問の受付けを締め切り、4月13日に提案書類の提出を締め切る。外部委員で構成する選定委員会による審査を行い、4月27日にプレゼンテーション審査を開催予定。5月上旬頃に選定結果を公表する。事業開始は5月上旬頃を予定。

《工藤めぐみ》

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