家計調査H30年2月速報…教育費1万84円、3か月連続の実質減少

 総務省は平成30年4月6日、家計調査報告(2人以上の世帯)の平成30年2月分速報を公表した。2人以上の世帯の消費支出は、1世帯あたり26万5,614円と前年同月に比べて実質0.1%増加。そのうち「教育」は1万84円で、3か月連続の実質減少となった。

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家計調査報告(2人以上の世帯)平成30年(2018年)2月分速報
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 総務省は平成30年4月6日、家計調査報告(2人以上の世帯)の平成30年2月分速報を公表した。2人以上の世帯の消費支出は、1世帯あたり26万5,614円と前年同月に比べて実質0.1%増加。そのうち「教育」は1万84円で、3か月連続の実質減少となった。

 総務省は、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9,000世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査する「家計調査」を行っている。平成30年4月6日に公表されたのは、平成30年2月分をまとめたもの。

 2人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は、1世帯あたり50万3,989円。前年同月(平成29年2月)比実質2.3%の増加となった。2人以上の世帯の消費支出は、1世帯あたり26万5,614円。前年同月に比べて実質0.1%増加した。

 消費支出を10大費目別に見ると、「食料」「光熱・水道」「家具・家事用品」「交通・通信」など5費目で実質増加。一方、「住居」「保健医療」「教育」など5費目で実質減少している。

 このうち「教育」は1万84円、前年同月比で実質15.8%減少し、3か月連続の実質減少となった。内訳は「授業料等」が7,857円で実質19.6%減少。「教科書・学習参考教材」が103円で実質37.0%増加、「補習教育」が2,124円で実質0.2%増加した。

 また、「食料」は7万1,693円、前年同月比で実質0.5%増加し、4か月連続の実質増加となった。内訳は「穀類」「肉類」「調理食品」「飲料」「外食」などが実質増加し、「魚介類」「野菜・海藻」「果物」が実質減少している。

 「交通・通信」は4万1,790円で、前年同月比実質9.5%の増加。内訳のひとつ「通信」は1万3,162円、前年同月比で3.0%増加している。

《黄金崎綾乃》

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