6/15「民泊新法」試行、子育て層の経験は約2割
アクトインディが企画運営する、国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、全国の保護者を対象とした民泊利用実態に関するアンケート調査を実施した。約2割の保護者が家族旅行で民泊を利用している。
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「住宅宿泊事業法」とは、2017年6月16日に公布され、2018年6月15日に試行される新しい法律。近年、国内でも広がりを見せる「民泊(みんぱく)」サービスについて、公衆衛生の確保や地域住民とのトラブル防止、無許可で旅館業を営む違法民泊へ対応することを目的に、さまざまな制度が創設される。
「民泊」は国内親子の旅行にどのような影響を及ぼすか、いこーよはWebサイト上で2018年3月5日から4月2日まで子育て層の民泊利用実態調査を実施。0歳から12歳の子どもを持つ保護者に対し、民泊の経験などについて質問した。保護者の年齢は35~39歳が22%、30~34歳が20%、40~44歳が19%。有効回答数は360名。
家族旅行で民泊を利用したことがあるか質問したところ、経験があったのは19%、ないと答えたのは81%をしめた。民泊経験者が民泊を選んだ理由の最多は、「価格が安いから」で79%だった。ついで「大人数で宿泊できるから」が26%。利用したのは国内が94%、海外が12%だった。
民泊の際に利用したWebサイトを聞くと、もっとも多かった回答は「不明」で48%。利用したWebサイト(民泊サービス名)がわかっているものでは、「Airbnb」19%、「その他」17%、「Booking.com」13%だった。
民泊を利用したことがない回答者に今まで民泊を利用したことがない理由について聞くと、「民泊施設の情報自体が身近にないから」が36.5%と最多で、「安全面に不安があるから」が36.1%、さらに「衛生面に不安があるから」が31.9%と続いた。
いこーよは子育て層の民泊利用について、「子育て層のニーズを汲み取ったサービス提供ができるかどうかで、今後の民泊市場の景色が大きく変わっていくのではないだろうか」とコメントしている。
《佐藤亜希》
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