写真・アルバム、子どもの「自己効力感」に影響
写真・アルバムと関わることは子どもの成長にとって、自己効力感(自身に対する信頼感や有能意識)が高く、他者との関わりに長けた人格形成に良い影響を与えることが、ナカバヤシが発表した研究結果より明らかになった。
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研究は、「子育てにおける写真およびアルバムの意義に関する実証的研究」をテーマに、大阪教育大学教育学部教員養成課程家政教育講座の小崎恭弘准教授と2016年4月より進めていた受託契約研究。「アルバムづくりが子育てに与える影響」を調査するため、本調査では兵庫県・大阪府2都市の幼稚園・保育園・認定子ども園に子ども通わせる保護者645名、大阪教育大学の学生354名より回答を得た。調査時期は、保護者向け調査が2016年7月から8月、大学生向け調査が2017年1月。
保護者のアルバムの所持冊数と保護者の子育て感との関係性を明らかにするため、写真・アルバムとの関わりや育児の状況などの項目を独立変数とし、「育児不安」「ポジティブな子育て感」「子育てへの不満」との3因子を従属変数とした重回帰分析を行ったところ、アルバムの利用率が高い保護者は「ポジティブな子育て感」を抱きやすいことがわかった。また、一眼レフカメラを利用する保護者も「ポジティブな子育て感」を持つ傾向にあった。
学生向け調査で、学生の家族観と自身についての設問に関して因子分析を行ったところ、「親密性」「愛情」「家族不和」の3つの因子が検出された。アルバムを所持している学生は、アルバムを所持していない学生に比べて、この3因子の得点が高くなる傾向が見られた。これにより、アルバムがあることで学生は家族に対してポジティブな関係を築き、良い感情を抱くようになることが示されたという。
学生の各アルバムの所持数、成長過程の中での写真経験と写真に対する意識、家族間の項目を独立変数とし、学生の自己効力感についての項目を従属変数として、重回帰分析を行った。その結果、「よく写真を撮ってもらった」「現在、写真を撮られることが好き」と回答した学生は「自立性」「協調性」が高くなる傾向にあった。また、「本人のアルバムを所持している」学生が「持続力」が高まる傾向、「将来、写真をたくさん撮りたい」という学生ほど「協調性」が高い傾向がみられた。
これらの結果から、ナカバヤシは「写真・アルバムと関わることは子どもの成長にとって、自己効力感が高く、他者との関わりに長けた人格形成に良い影響を与えるといえる」ことが明らかになったとしている。
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