教育と探求社「50センチ革命」を起こす中高向け新プログラム

 教育と探求社は2018年7月2日より、アクティブラーニング型の教育カリキュラム「クエストエデュケーション」の新プログラム「スモールスタート」の提供を開始した。

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新プログラム「スモールスタート」
新プログラム「スモールスタート」 全 6 枚 拡大写真
 教育と探求社は2018年7月2日より、アクティブラーニング型の教育カリキュラム「クエストエデュケーション」の新プログラム「スモールスタート」の提供を開始した。

 経済産業省が6月25日に発表した「未来の教室」とEdTech研究会の「第1次提言」では、2030年ごろには「日本全国でこんな学び方が当たり前になっていてほしい」と考えるイメージについて、問題意識と理想を束ねた「ラフ・スケッチ(粗い仮説)」が示された。

 提言では、社会の変化がますます激しくなっていく中で誰もが起業家精神を持ち、主体的に価値を生み出していく教育の重要性を「50センチ革命」というキーワードで表現。世界を変える発明やイノベーションも、目を見張るような現場の「カイゼン」も、気の利いたサービスも、すべては小さな気付きを最初の一歩に変える「50センチ革命」から始まるとしている。

 教育と探求社では14年間にわたり、探求型教育カリキュラム「クエストエデュケーション」を開発・展開してきた。「クエストエデュケーション」の新プログラム「スモールスタート」では、自分のアイデアを形にし、新たな価値を生み出すという、「50センチ革命」を起こす「本物のスタートアップ体験」を提供するとしている。

 「スモールスタート」の開発には、「スタートアップサイエンス」「リーンキャンバス」「NPS」といった国内外の最先端ビジネス理論やツールが導入された。授業用教材は、第一線で活躍するクリエイターと共に制作。授業の枠を超えた起業家教育の実現を目的に、学び手が取り組んでみたくなる教材を目指したという。

 プログラム全体は、ゲーミフィケーションの要素を踏まえてデザインされており、身近な体験から「アイデアの種」を生み、エラー&ラーンを繰り返し、ビジネスを作り上げていくという体験をプログラムとして設計している。

 コマ数は1回50分授業が全16コマだが、カスタマイズも可能。動画上映設備のある普通教室で利用できる。「スモールスタート」は9月より、埼玉県の県立高校での導入が決定している。

◆スモールスタート

《外岡紘代》

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