最先端の熱中症予防グッズが集結、猛暑対策展2018レポート

 連日猛暑が続く日本列島、そんな中で東京ビッグサイトで開幕した「猛暑対策展2018」には多くの来場者が訪れていた。目当ては言うまでもなく暑さの中でも快適に過ごせるグッズだ。そのいくつかを紹介しよう。

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クールスマイルの「クールアーマー」
クールスマイルの「クールアーマー」 全 5 枚 拡大写真
連日猛暑が続く日本列島、そんな中で東京ビッグサイトで開幕した「猛暑対策展2018」には多くの来場者が訪れていた。目当ては言うまでもなく暑さの中でも快適に過ごせるグッズだ。そのいくつかを紹介しよう。

まずは人間エアコン「クールアーマー」だ。クールスマイル(本社・大阪市淀川区)が7年がかりで開発した服で、その内部にチューブが入っていて、そのチューブの中をポンプで循環させた氷水が流れて身体を冷やすというものだ。

使用している生地は非常に薄く、心地よい着用感があるそうで、8時間の連続冷却が可能だ。価格はベストと水循環冷却バックシステムがセットで7万円。昨年は180セット売れたいう。

似たような服はほかにもある。帝国繊維(本社・東京都中央区)の冷却下着と大沼プラニング(本社・宮城県名取市)の水冷服がそうだ。どちらもクールアーマーと仕組みはほとんど同じだ。テイサンのものはJAXAとのコラボレーションで開発され、胸にJAXAのマークが入っている。価格は7万2000円。

一方、大沼プラニングのものは、代理店契約をしている米国シェーファーエンタープライズ社がNASAの船外活動宇宙服の規格を元につくったクールシャツシステムを自社で改良し、機能性をアップさせたオリジナル製品だ。価格は水冷ベストが3万4000円、水冷ユニットが2万6800円と2万9600円、リチウムイオンバッテリーが1万6500円となっている。

いずれも決して安くはない代物だが、リベルタのフリーズテックはそれよりも一ケタ安い。特殊冷感プリントで処理した繊維でつくったシャツで、人が皮膚から発生する汗を吸収すると、その吸熱特性により繊維の温度が下がり、冷感を付与するというものだ。価格は半袖Vネックシャツが4500円、長袖シャツが4800円、インナーパンツが4300円、ヘッドキャップが1600円だ。

そのほか、「ひんやりシャツシャワー」という商品も来場者の人気が高かった。これはときわ商会(本社・東京都墨田区)が販売しているもので、シャツにスプレーするだけで冷涼感を得られる。しかも、薬局でよく見かけるものと違い、“プロ用”で効果は強力で長持ちするのがウリだ。実際にワイシャツにスプレーしてもらったら、1時間ぐらいヒンヤリしていた。

価格は500mlで1250円。ホームセンターなどで販売しているが、「先日の3連休でバカ売れしてしまい、今年は早くも在庫が底につきそう」とときわ商会関係者は嬉しい悲鳴を上げていた。

いずれにしても35度を超える尋常でない暑さが続いており、熱中症にならないためにも何か対策をする必要がありそうだ。

これで夏の暑さは大丈夫!? 熱中症予防のグッズが一堂に…猛暑対策展2018

《山田清志@レスポンス》

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