10年後の仕事、AI・ロボットの代替率は33.2%と予測
ユーキャンは2019年1月9日、「10年後のAI・ロボット時代に対するビジネスパーソンの意識調査」を公表。10年後のAI・ロボットによる世の中の業務(仕事)代替率を聞いたところ、ビジネスパーソンの予測で平均33.2%という結果だった。
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
「AIやロボットによる仕事代替の影響と備えておきたいスキルに関する意識調査」は、2018年11月5日~9日にインターネット調査にて実施。全国の20代~40代のビジネスパーソンを対象に310人(男性159人、女性151人)から回答を得た。
10年後、今世の中にある業務(仕事)の何パーセントがAIやロボットなどのテクノロジーに代替されると思うかを聞いたところ、もっとも多かった回答は「21~30%」22.9%。ついで「31~40%」14.8%、「11~20%」14.2%が続き、平均33.2%という予測だった。
10年後、回答者自身が遂行している業務(仕事)はAIやロボットに代替されていると思うかという質問では、40.0%が「代替されない」、36.8%が「代替される」、23.2%が「わからない」と答えている。また、「代替される」という回答者に何パーセントの業務(仕事)が代替されるかを聞くと、「21~30%」が18.4%、「31~40%」「41~50%」がそれぞれ14.0%だった。
AIやロボットなどのテクノロジーが発展し、仕事の代替が話題になっていくことに対しての気持ちについては、39.7%が「期待している」、11.3%が「とても期待している」と答え、「不安を感じている」25.5%、「とても不安である」5.2%を上回った。
期待する理由では、「人間がすべき仕事に集中できる」「仕事の量が減ったり、残業が減る(ワークライフバランスの充実)」「ヒューマンエラーを減らすことができる」などがあがっている。一方、不安を感じる理由では、「人間の仕事が奪われ失業者が増える」「自分の仕事がなくなる恐れがある」などがみられた。
なお、AI・ロボットによる仕事の代替への期待と不安は、AI・ロボットへの知識の有無で差がある。「AI・ロボットについて知っている」層では、期待が65.2%、不安が23.4%だったのに対して、「知らない」層では、期待が39.1%、不安が36.7%。さらに、AI・ロボットに代替されないスキルを持っていると答えた割合は、「知っている」層が57.4%で、「知らない」層の23.1%を大きく上回った。
10年後、AI・ロボット時代に備えて身に付けておきたいスキルでは、「専門資格(専門知識・技術)」28.1%がもっとも多く、「実行力」24.2%、「論理的思考力」23.9%、「課題を見つける洞察力」23.2%が続いた。
調査結果の詳細は、ユーキャンの特設サイト「10年後 AI・ロボットに奪われない資格」に掲載。ロボット研究の第一人者である大阪大学の石黒浩教授への特別インタビューも閲覧できる。
《黄金崎綾乃》
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