【インフルエンザ18-19】依然警報レベルも、全都道府県で2週連続減少

 厚生労働省は、2019年第6週(2019年2月4日~2月10日)のインフルエンザの発生状況を発表した。定点あたり報告数は26.28となり、前週の43.24から減少。依然として全国的に警報レベルにあるものの、全都道府県で2週連続減少となった。

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インフルエンザ流行レベルマップ(2019年2月4日~2月10日)
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 厚生労働省は、2019年第6週(2019年2月4日~2月10日)のインフルエンザの発生状況を発表した。定点あたり報告数は26.28となり、前週の43.24から減少。依然として全国的に警報レベルにあるものの、全都道府県で2週連続減少となった。

 インフルエンザの2019年第6週の定点あたり報告数は26.28で、前週の43.24より16.96ポイント減少。全国の患者報告数は12万9,989人であった。2018年第6週の定点あたり報告数45.38と比較しても大きく減少している。

 都道府県別にみると、定点あたり報告数がもっとも多いのは「埼玉県」で38.56。ついで「沖縄県」35.50、「新潟県」35.44、「大分県」35.12、「宮城県」32.98、「石川県」32.52、「福島県」31.87、「宮崎県」30.86、「栃木県」30.34などが続いた。警報レベルを超えている保健所地域は496か所と依然として全都道府県にわたるが、全都道府県で2週にわたり報告数が減少しており流行の縮小傾向がみられる

 定点医療機関からの報告をもとに定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数は推計約98.3万人(95%信頼区間93.3万人~103.3万人)。前週の推計値約166.9万人より減少した。患者の年齢別では、0~4歳が約13.2万人、5~9歳が約18.1万人、10~14歳が約12.1万人、15~19歳が約5.1万人、20代が約7.1万人、30代が約9.6万人、40代が約10.1万人、50代が約7.7万人、60代が約6.9万人、70代以上が約8.3万人。2018年第36週以降これまでの累積推計受診者数は約1,029.3万人にのぼる。

 全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校の休業施設数は、休校が52施設、学年閉鎖が788施設、学級閉鎖が3,204施設で、いずれも2週連続で減少した。

《畑山望》

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