TOEFL iBTテスト時間と設問数減、スコアレポートも変更

 Educational Testing Service(ETS)は、2019年8月1日以降に実施するTOEFL iBTテストより、テスト時間や設問数の削減などテスト形式とスコアレポートを一部変更すると発表した。申込方法も簡単になり、受験者に役立つ機能が提供される。

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 Educational Testing Service(ETS)は、2019年8月1日以降に実施するTOEFL iBTテストより、テスト時間や設問数の削減などテスト形式とスコアレポートを一部変更すると発表した。申込方法も簡単になり、受験者に役立つ機能が提供される。

 TOEFL iBTテストは、大学レベルの英語を使用および理解する能力を測定するテスト。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの各スキルを組み合わせて、学術的な課題を遂行する能力も評価する。

 テストを作成しているETSは、8月1日以降に実施するTOEFL iBTテストよりテスト形式とスコアレポートを一部変更すると発表した。新形式のテストでは、リーディング、リスニング、スピーキングの各セッションの設問数をそれぞれ削減。テストの時間はこれまでより30分短縮されて3時間となる。ただし、テスト形式全般または設問のタイプに変更はなく、これまでと同様、公平性、信頼性を備えたテストであることに変わりはないという。

 スコアレポートには、「MyBestスコア」という表示方法が導入される。MyBestスコアは、受験者の過去2年間の有効なTOEFL iBTスコアから抽出された各セクションの最高スコアが表示され、最高スコアの合計点も表示される。MyBestスコアの導入により、受験者は入学審査を行うスコア受取団体に、過去2年間に受験した各セクションの最高スコアとその合計点を提示できるようになる。8月1日以降に送付されるすべてのTOEFL iBTスコアレポートには、各テスト日の試験結果とMyBestスコアが両方自動的に表示される。

 さらに、新しい申込方法とアカウント管理システムを立ち上げ、申込プロセスが効率化される。これにより、受験準備が簡単になるなど、受験者に役立つさまざまな機能が提供される。

 テスト形式やスコアレポート、申込方法の変更に関する詳細は、Webサイトで確認できる。

《外岡紘代》

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