グッド・トイ2019決定、大賞は「アーチレインボー」

 芸術と遊び創造協会は、全国のおもちゃコンサルタントが選ぶ「グッド・トイ」選考活動から、2019年の受賞おもちゃ45点を決定。2019年5月25日に東京おもちゃ美術館にて授賞式を執り行った。グッド・トイ大賞2019には「アーチレインボー」が選ばれた。

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グッド・トイ2019 授賞式
グッド・トイ2019 授賞式 全 7 枚 拡大写真
 芸術と遊び創造協会は、全国のおもちゃコンサルタントが選ぶ「グッド・トイ」選考活動から、2019年の受賞おもちゃ45点を決定。2019年5月25日に東京おもちゃ美術館にて授賞式を執り行った。グッド・トイ大賞2019には「アーチレインボー」が選ばれた。

 「グッド・トイ」は、親や祖父母がおもちゃを選ぶ際の目安となるよう、芸術と遊び創造協会が実施しているおもちゃの受賞制度。全国の「おもちゃコンサルタント」や「おもちゃコンサルタントマスター」、各専門分野から選ばれた選考委員の投票によって“よいおもちゃ”を選出するアワードで、2019年で34年目を迎える。

 グッド・トイ2019は、日本のおもちゃ、海外のおもちゃ、木のおもちゃ、カードゲームなど、バラエティ豊かな45点が受賞。そのうち、「グッド・トイ大賞2019」には、カラフルなレインボーの色使いとアーチ型が特徴的な積み木「アーチレインボー」(グリムス・シュピール社/ブラザー・ジョルダン社)が選ばれた。表面が滑りにくいハンの木で作られた、積みやすくフェルトのようなあたたかい感触を持つ積み木で、玉の道にする、シーソーにするなど遊びの発展性があることが支持を集めた。

 また、国産の木材をもっとも有効に活用しているおもちゃに贈られる「林野庁長官賞」は、「おうちごっこ」(寺内定夫の木のおもちゃ てのひらえほん)が受賞。発売から40年以上にわたり、国産のセンの木を使って職人の手によって作り続けられているおもちゃで、ドア・窓・壁の3つを自由に配置して、自分だけの遊びの空間をつくることができるのが特徴。想像力次第で無限の広がりを生むおもちゃだ。グッド・トイ大賞、林野庁長官賞ともに、2019年はロングセラーおもちゃが支持を集めた。

 受賞したおもちゃは、芸術と遊び創造協会が運営する「東京おもちゃ美術館」の専用展示室で展示されるほか、各地への巡回展、秋田県・山口県の姉妹館などで展示される予定。全国各地で多くの親子に実際に見てもらい、自由に手に取って遊ぶ機会を提供する。グッド・トイ2019の受賞おもちゃ45点は、すべてWebサイトで紹介されている。

《畑山望》

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