JASSOが注意喚起、職員を装い現金を要求する詐欺など発生

 日本学生支援機構(JASSO)はWebサイトにて、日本学生支援機構の職員を装った詐欺などに注意するよう呼びかけている。実際に発生した4つの事例について情報提供を行っており、不審な点がある場合の対応もまとめている。

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 日本学生支援機構(JASSO)はWebサイトにて、日本学生支援機構の職員を装った詐欺などに注意するよう呼びかけている。実際に発生した4つの事例について情報提供を行っており、不審な点がある場合の対応もまとめている。

 JASSOによると、「日本学生支援機構の職員を装った詐欺」「日本学生支援機構や債権回収会社の職員を装った詐欺」「日本学生支援機構が委託した債権回収会社を装った詐欺」「電話やはがきによる詐欺」が発生しているという。

 「日本学生支援機構の職員を装った詐欺」では、職員を装って訪問した者に「高校の奨学金とともに一括して返還金を支払ってほしい」などと現金を要求されたという事例を紹介。JASSOの職員が直接現金を徴収することはないため、注意してほしいという。

 不審な点があるときの対応として、奨学金の返還指導のための訪問があった場合は、身分証明書を職員から提示するのでそれを確認すること。また、奨学金貸与中の人について、学校を通さずに職員が直接電話することはないと説明。不審な点があれば、学校に確認すること。

 そのほか、返還者(完了者を含む)に奨学金の返還金を振り込ませようとする不審な電話があった場合は、奨学金相談センターに照会してほしいという。ただし、JASSOでは、返還金を滞納している場合、本人・連帯保証人・保証人に対して、文書と同時に電話でも督促を行っている。架電した返還者から「振り込め詐欺」ではないかという問合せも寄せられているが、不審に感じる場合には、まず返還金が振替不能になっていないか確認することを勧めている。

《黄金崎綾乃》

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