大学での留学意欲、日本の高校生がトップ…日米中韓の比較調査
高校生の留学意識に関して、「高校在学中に留学したい」「大学在学中に留学したい」と考える日本の高校生が増加しており、大学在学中の留学意欲は米国・中国・韓国と比べてもっとも高いことが、国立青少年教育振興機構の調査結果より明らかになった。
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「高校生の留学に関する意識調査報告書」は、高校生の留学に関する意識と外国への関心を調査することをおもな目的に、日本、米国、中国、韓国の4か国の高校生を対象に同時期に実施したもの。調査期間は2018年9月~11月。日本では17都府県の20校を対象に実施し、1,967人の有効回答を得た。
外国への留学希望有無について、日本の高校生は「高校在学中に留学したい」5.1%、「大学在学中に留学したい」35.6%と回答。前回の2011年調査と比較すると、それぞれ1.7ポイント、3.8ポイント増加しており、留学に対する意欲が増している傾向が見られた。特に「大学在学中に留学したい」と考える高校生の割合は、4か国の中で日本がもっとも高かった。
留学のもっとも重要な目的について、日本の高校生は「語学の習得」が67.1%となり半数を超えた。中国や韓国で3割以上にのぼった「学位の取得」について、日本では5%以下にとどまり4か国中もっとも低い結果に。「専門技術や資格の取得」を目的とする割合も米国、中国に比べ低かった。
一方、留学したくない理由を複数回答で聞いたところ、日本の高校生は「日本のほうが暮らしやすいから」54.0%、「外国で1人で生活する自信がないから」48.1%、「言葉の壁があるから」46.1%の順に回答が高かった。米国、中国では「親元から離れたくないから」、韓国では「言葉の壁があるから」が、それぞれもっとも多い回答であった。なお、日本の高校生の9割以上が「日本で暮らすことに満足している」「自分の国が好きだ」と回答しており、日本への高い満足度もうかがえた。
4か国の中での他国への関心についてみると、日本の高校生は米国への関心が高く、中国や韓国への関心が低い傾向に。一方、日本に関心があると回答した割合は、中国がもっとも高く、ついで韓国、米国の順となった。2005年、2011年の調査と比較すると、日本の高校生は米国と韓国への関心が高くなり、中国への関心がやや低くなっていた。
日本人のイメージについては、米国の高校生は「勤勉だ」「創造性がある」「親切」「礼儀正しい」「規則を守る」の順で回答割合が多かった。中国の高校生は「礼儀正しい」「規則を守る」が半数を超えて高く、そのほか「集団主義」「勤勉だ」と続いた。韓国では同質問は未実施。米中韓3か国の高校生における日本とのかかわりについては、中国と韓国の高校生の75.4%が「日本の漫画やアニメを見る」と回答。「日本の映画や音楽を見たり聞いたりする」「日本製品を持っている」などで半数以上または半数近い回答があり、日本との関わりの深さも見られた。
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