小中高生の留学相談件数は8年連続増、人気留学先1位は?
2018年の小学生から高校生までの留学相談件数は前年比15%増となり、8年連続で増加していることが、留学ジャーナルが取りまとめた「留学白書2019」により明らかになった。人気留学先は4年連続で「カナダ」が1位。
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「留学白書2019」は、全国5か所(東京、大阪、名古屋、広島、福岡)にある留学ジャーナルカウンセリングセンターの個別留学相談利用者および留学ジャーナルを利用して渡航した留学者の傾向・データをまとめたもの。対象期間は、2018年1月1日から12月31日。
2018年の小学生から高校生までの留学相談件数は前年比15%増となり、8年連続で増加。特に、高校1年生の相談件数は30%増と顕著な伸びを示している。若年層における留学への関心は年々高まっており、官民共同の留学促進制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム高校生コース」も発足から第5期に入るなど、ますます英語教育改革が進む中、近い将来に備え早い段階から海外で学びたいと考える小中高生が増えていることがうかがえる。
2018年に留学ジャーナルを利用して留学した国は、4年連続で「カナダ」が1位。ついで、2位「オーストラリア」、3位「アメリカ」、4位「イギリス」、5位「ニュージーランド」という結果に。トップ3位は前年と同様の結果となり、安定の人気を見せた。4位のイギリスは前年比12%増、6位のアイルランドは前年比27%増と人気が上昇。フランスは母数が少ないものの、前年比73%増と急上昇している。
また、2018年10月1日から12月31日の期間、留学ジャーナルカウンセリングセンターへ個別留学相談を目的に来室した者を対象にアンケートを実施。グローバル人材として活躍するために留学は必要だと思うか聞いたところ、高校生は74.8%、大学生は60.9%、社会人は52.6%が「必要だと思う」と回答。若年層のほうがより強く留学の必要性を意識している傾向がみられた。また、グローバル人材として活躍するために必要な資質で重要なものは何かという問いで、もっとも多かった回答は「コミュニケーション能力」77.9%。そのほか、「英語力」60.7%、「チャレンジ精神」42.7%、「柔軟な考え方」39.1%、「異文化理解」31.1%などが続いた。
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