9割以上の保護者、子どもに資格取得や手に職をつけてほしい

 保護者の93.5%が、子どもに「資格取得や手に職をつけてほしい」と考えていることが、クリエイティブエデュケーションが発表した調査結果より明らかになった。理由として「自分の力で生きていける」「将来安定する」などがあがっている。

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左/子どもに資格取得や手に職を付けてほしいと思うか、右/資格取得や手に職をつけてほしい理由
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 保護者の93.5%が、子どもに「資格取得や手に職をつけてほしい」と考えていることが、クリエイティブエデュケーションが発表した調査結果より明らかになった。理由として「自分の力で生きていける」「将来安定する」などがあがっている。

 「子育て・教育での後悔」に関する意識調査は、子どものいる40代以上の男女を対象に実施したもの。調査人数は1,133人。調査日は2019年8月27日。

 子育ての中で後悔をしたことがある保護者は70.5%。後悔していることは、「コミュニケーション」33.0%、「勉強」24.7%、「過保護にしすぎた」20.2%、「周囲環境」8.2%、「食事」5.9%など、子どもの将来に大きく関わってくるコミュニケーションといった社会的スキルや勉強面、しつけに後悔している保護者が多かった。

 後悔したきっかけを聞いたところ、「熱中する趣味がない」29.4%、「受験失敗」15.5%、「引きこもった」7.1%、「定職に就かない」6.9%があがった。やり直したいことは、「さまざまなことに挑戦させる」43.3%、「家族の時間を多くとる」20.8%、「熱中できる習い事を一緒に探す」9.4%、「塾に通わせる」7.2%、「外で遊ばせる」6.3%だった。

 子どもの将来のために、子どもに「資格取得や手に職を付けてほしいと思うか」という質問に、93.5%が「はい」と回答。理由として、「自分の力で生きていける」62.9%、「将来安定する」21.0%、「資格によっては重宝される」12.0%、「収入が良い」2.6%が続いた。

 また、子どもを専門的な道に進ませるために必要なサポートを聞いたところ、「学習環境の整備」32.3%が最多。ついで、「保護者のサポート」25.5%、「金銭」24.0%、「塾・スクール」14.1%など。塾やスクールに求めるものは、「専門家の指導」42.6%、「子どもへの手厚いサポート」37.6%、「カリキュラムの充実」13.9%などであった。

《外岡紘代》

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