大学生が就職したい企業…1・2位は公務員、民間企業トップは?

 リスクモンスターは2019年10月28日、第5回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表。1位は5年連続で「地方公務員」、2位には「国家公務員」が続いた。民間企業トップは3位「グーグル(Google)」だった。

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 リスクモンスターは2019年10月28日、第5回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表。1位は5年連続で「地方公務員」、2位には「国家公務員」が続いた。民間企業トップは3位「グーグル(Google)」だった。

 第5回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」は、全国の大学1年生および2年生の男女個人が対象。調査対象企業として各業界の大手企業・組織200社を抽出し、2019年9月11日~13日にインターネット調査が行われた。有効回答数は600サンプル。

 企業のランキングでは、1位「地方公務員」回答率27.5%、2位「国家公務員」19.5%、3位「グーグル(Google)」9.3%。「地方公務員」は5年連続のトップ、「国家公務員」は前回調査の3位からランクアップし、公務員人気がうかがえる結果となった。

 そのほか、4位「アマゾン(Amazon)」6.3%、5位「LINE」5.5%、6位「ソニー」5.3%、7位「明治」4.5%、8位「アップル(Apple)」3.3%。民間企業トップの「グーグル(Google)」に続き、学生が日ごろからスマートフォンなどでよく利用するIT関連企業がランクイン。「LINE」が前回の30位から大きく順位を上げた一方で、「アップル」は前回の2位から順位を下げた。

 トップ20入りした企業のうち、前回調査から大きく順位が変動したそのほかの企業を見ると、9位の「日本赤十字社」(前回89位)、15位の「日本郵便」(前回89位)、18位の「アディダス」(前回37位)などがある。

 業種としては、食料品製造業が3社(明治、味の素、日清食品)と電気機器製造業が3社(ソニー、アップル、パナソニック)ともっとも多く、ついで航空運輸業が2社(ANA、JAL)となった。いずれも学生にとって日常生活で身近な商品・サービスを扱っている企業となっている。

 官民別の就職先の志望割合としては、回答率45.7%と半数近くが「国内民間企業」を希望。一方で、約3人に1人(30.5%)は「公務員」を希望していた。「公務員」の志望割合は1年生より2年生、女性より男性において高い傾向がある。

 就職先の選定において気になる点では「給与額」50.3%が1位となり、2位が「勤務地」36.5%、3位が「福利厚生」27.8%。給与額について最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「400万円以上500万円未満」16.7%がもっとも多く、ついで「1,000万円以上1,500万円未満」13.0%、「500万円以上600万円未満」12.3%、「300万円以上400万円未満」10.7%の順だった。

 就職先を選定する際の意思決定手段については、1位「親の意見を参考にしながら、自分の意志で決める」45.7%、2位「自分の意向のみで決める」33.3%、「友人・知人の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」14.3%。前回調査と比べても順位に変動はなく、就職先は自らの意志で決めたいと考えている学生が多かった。

 リスクモンスターは、今回発表の調査結果について「2019年リスモン調べ 大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」動画を作成。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説を楽しめるという。動画はYouTubeで視聴できる。

《黄金崎綾乃》

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